税理士

「私の原点はサービス業ですね」と松本健一郎さん。「言い換えると、価値があるものをプレゼントしていくということでしょうか」と続ける。「当社に参画したのは21~22歳のときでした。それまではコックの修行中の身だったんですよ。フランス料理で六本木や神田におりました。もちろん、いまも趣味の一つは料理ですね」と微笑む。 

当社は社員の個性を重視したいと思っています。同じ方向を向きながらも個性はそれぞれ生きる。そんなチーム目指します。そして、高い価値観をもってお客さまにとっての成果に向かっていきたい

シンフォニーとの出会い

「飲食業で2~3年携わると、自ずと関心がお店の経営に向かっていったんです。それで就職雑誌を購入してきて、新井のもとで従事することになりました。当初は開業したてで、事務所は北区の古川庭園のそばにありました。七坪程度の事務所だったと思います。ちょうどバブルがはじける直前。その数年間は業績が倍々に上向き。それから走りに走って、ちょっと落ち着いたかなと思った時には10年が経っていました」と振り返る。 

これまでの歩み

「いまこうして30年が経ちますが、いまもやっぱり時の流れは早いですね」と笑う。「お客さまのサポートはもちろんですが、社内の環境にも心を配ります。たとえば経営計画は社員と組み立てるようになりました。直近では新たな試みでお客さま向けのセミナーも充実させるように取り組んでいますいまも変わらずスピード感はありますね」

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チームの、そして経営の環境を整える

「会社の今後を考えると、まず、ともに走ってきてくれている社員がいます。みんなにもそれぞれ人生がある。いままではとにかくひとつひとつの仕事で還元していこう、そのように思っていました。いまは自ら責任をもって広く経営環境を整えることを、いわば当事者になって進めないといけないと行動に起こしています。社内のみんなも歩みを合わせてくれていて有難いです」。「経営環境を整えることは、社員を守ることにもなりますし、お客さまをお守りすることにもつながるんですよね」とやわらかく目を細める。 

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まだ見ぬ人材とともに歩みたい

 「この30年の道のりは想像だになかった部分もあった。けれども、思った場所には居ると感じています。自ら責任をもって歩んできた結果です。ですので、今後、わたしたちとともに歩んでくれるまだ見ぬ人材は積極的に応援をしてきたい」。「仕事そのものの愉しさを味わってもらいたいし、資格を取る環境も整えたい。未来ある人材がやりたいと思っていることを当社のフィールドで応援する。挑戦し甲斐がありますよね」と松本さんは前を向く。「いま就職活動中の方、キャリアパスをお考えの方には、ぜひ自分の中で考えていることを表に出すことをしてもらいたいですね。それによって気づきが出てくるものです」。 

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高い価値観をもってチームでお客さまと…

 「当社は社員の個性を重視したいと思っています。同じ方向を向きながらも個性はそれぞれ生きる。そんなチームを目指します。そして、高い価値観をもってお客さまにとっての成果に向かっていきたい」。「お客さまにとって価値あるものを提供できた時って、言葉に出なくともわかりますよね。たとえば税務調査を無事終えて、安心されている顔を見るとうれしくなります。そう、料理を食べていただいて、おいしそうな顔というのは感じ取れる。それと似ていると思います」と、終始にこやかに未来を語ってくださった 

仕事道具への想い(お客さまのための情報収集)

紙の手帳ですね。ふとした瞬間に手にとって、紙の手触りとともにこの先を眺めます。気持ちの整理ができますね。私には紙があっているかなと思います