代表取締役社長

加藤 誠一郎さま

symphony とのおつきあいの中で

「会計財務以外も頼りにしています。たとえば経営分析でしたら、数字だけではない解釈を示してくれます。経営判断の支援をいただいていますね」と加藤社長

「元会長が現場にいたころは月1~2回ほど経営に関して話し合いの議題を設けていました。事業承継が完了した今は、これから第2のステージですね。もちろん第1ステージの想いを踏まえて、です」と微笑む。

〇経営概要と歩みについて

「6割がパーティションの事業。4割がオフィスプロジェクトマネジメントの事業です。当社ではデザインチームを要しまして取り組んでいます。自社のワーキングスペースにも社員が意見を出してくれています。これからどのように自社のスペースも変わっていくのか。楽しみですね」と語る。

「人材採用についても動きが出ています。2009年に役職移譲を受けまして、2013年より新卒採用を開始しました(大手採用サイトを活用)。私自身は新卒入社をして30年が経ちましたが、通常は中途採用を行ってきました。新卒募集を開始しはじめた2013年は買い手市場(学生の選択肢が多い)。たいへんさも伴いますが、人が育つ醍醐味はかけがえのないものです。オフィスプロジェクトマネジメントでは中途採用のデザイナーが3名ほどおりましたが、2013年の新卒採用でデザイナーが1名入社。現在、デザイナーは10名になっています」と加藤社長。「わたし自身、デザインを大切にしていまして、製品の開発、そして販売に至るカタログの過程にも携わっています。CADソフトを社内に導入した時はうれしかったですね」と振り返る。

「2007年から新製品を販売しはじめました。すでにある製品を時代に合うよう改良を重ねました。一般的にオフィスパーティションは、たとえばアルミ製品ならそのまま銀色の地が出ているもの。しかし、当社ではホワイトやブラックに加工をすることができます。特徴的なのは在庫の段階ではアルミ地状態で保管をしておき、発注をいただいたときに色付けの加工を施すことです。デザインの優位性はもちろんですが、価格面での競争力も生み出しています」。

〇経営で大切にしていること

「社員と同じレベルで遊ぶこと、ですね」と語る加藤社長。「もちろん、わたしの構え方であって社員はどのように思っているかはわかりませんけどね」といたずらまじりに微笑む。「現在社員は20代から30代が多い。平均年齢も30歳前後だと思います。2013年から徐々に組織の新陳代謝が進みました」。「日々の遊びは大切です。実はパーティで使うタイマー付き風船爆弾を通販で購入して、今しがた手元に届きました。これを使って、山手線ゲームのようなことをしてみたいんです。女性が多い職場ですから、男性社員が構えてしまう場面も見受けられる。ここを壊してみたいんですよね」と少年のような笑顔。「ただ、このように壁をなくしていくことで風通しがよくなり、社内でも、お客さま宛てでもヒアリングする力が高まっていくように思うのです」。

「社内イベントも多いですね。2~3か月に一回はなにがしかイベントがあると思います。フットサル、夏祭り、新人歓迎バーべキューなど。もっと多くてもいいと思っているんですよ」と微笑む。「定期的にスポーツ大会も開いていまして、つい先日はブラインドサッカーを体験しました。あそびはやっぱり大切ですね」。

〇経営のこれから

「多くの企業もそうだと思いますが、先代には先代の時代背景もあったと思います。たとえば、日本の高度成長時代を背に受けて、というものです。わたしは事業拡大にフォーカスするよりも、その中身を濃くしたい。中身を充実させると、売り上げも結果としてついてくるのではと思っています。強い企業組織、強い筋肉質の会社にしたい、そう考えています」と前を向く。

symphony について

「長くお付き合いいただいている松本さんは特別ですね。人の感情、感覚をとらえてくださります。そのうえでアドバイスや解釈をつたえてくださる。なにか困ったら松本さんに相談です。数値面以外の側面からもアドバイスをいただけるのは貴重です」。「新井先生はハッキリと物事をおっしゃってくださいます。嘘偽りない言葉で非常に助かっています」。「担当の石原さんは、癒し系ですね」と冗談を挟む。

「また、常々感じることですが、symphony さんに電話をし、メッセージを伝達すると、間違えなく担当者に伝わっている。ここでいただける安心感はすばらしいのひと言。クレジットカード会社の最上級コンシェルジェよりも上だと思います」。