園長

飯塚 真由美 様

「今年(2019年)の4月から園の代表を創業者の母より引き継ぎました。会社の代表でありながら、園長でもある。このような保育園って実は多くはないんですよ」と語ってくださる飯塚真由美様。

「0歳から2歳までのお子さまを朝お預かりし、安全と安心に心を配り、夕方にご両親にお返しする。これが第一です。ついで、ご両親は日中のご多忙を納めて当園に戻られます。ですので、お子さまの引き取り時にはご両親個々人の、そしてお子さまの様子を鑑みながら声を添えさせていただいています。”あぁ今日も一日がんばったな”、そうご両親に思っていただけたら嬉しいですね」と語る。

「平静さを維持する大切さをスタッフ(保育士)と共有する。一方で、世の中は変化をしていきます。半歩ほど先の変化を見据えながら一手を考えていく。平静、そして少しばかりの変化。そのバランスを考える毎日です」と微笑む。

symphony がお手伝いさせていただけていること

symphony さんとのお付き合いも母の代より。20年近くになりますね」と飯塚園長。「母はこの地元、横浜青葉区でいくつかの事業を展開していました。そこからのご縁もあり、symphony さんに会計と税務をお願いすることに。当園は保護者さまの保育料と市からの助成金で事業を営んでいます。予想外のお金の出入りはそう多くはないので、緊急性ある事案はほぼ発生しません。当園の横浜市と、symphony さんの東京文京区だと地理的に距離がありますが、そこに問題はありません。symphony さんからも担当の方が毎月会計データ入力に来てくださいます」。「ちょっと距離があるくらいがちょうどよいかもしれませんね」と冗談を挟む。「経営面では万全を期することに専念しています。お子さまに安全と安心をお届けするには、保育そのものと並行する運営も安定していないといけない。そのように私は思うんです」と飯塚園長。

「そうそう、入力に来てくださるご担当には園の給食を召し上がっていただいているのですよ。食事って、お子さんにとってもたのしみですよね。当園では年長さんクラスで毎月10日は 『手作り愛情弁当の日』にしているんです(※注 6月~9月は食中毒の心配があるのでお休み)。園内で育てる野菜を使ってのお弁当。こどもってお弁当大好きですよね。わたしも育児中、園のイベントでお弁当をつくる日があったんです。お弁当を作るのは大変さもありますが、ご両親にとってもお子さんにとっても想い出になるんですよね。お子さんはお弁当の日は朝からニコニコしていますよ」とうれしそうに語る。

〇共有させていただいているもの

「当園は横浜市からの認定 横浜保育室をいただいています。ですので、青葉区の担当部署が年に一回に立ち入りの検査にいらっしゃいます。保育士の業務スケジュール確認、および資金を含めた運営体制の確認がメイン。2つ目の資金の確認については検査当日に symphony のご担当も同席いただいています。当園のスタッフにとっても安心につながりますよね。区役所のご担当が “経理面について質問はありません”とおっしゃってくれることはやっぱりホッと安心しますね。日々の準備は大切です」と飯塚園長。

「当園では安全と安心を第一にしています。これはお子さまと保護者の方に対してだけでなく、園内スタッフに対しても言えます。具体的には、symphony のご担当が会計税務のデータ入力にいらしていて資金面のお話をしているときにも、スタッフは事務室の出入りは自由。オープンです。会計が安全に園運営の一助になっていること。これがスタッフに伝わることは、スタッフのご家族の安心にもつながります。ひいてはそれらが相まって園全体の安心と安全につながります」。「銀行窓口が一円でも数字が合わなければ帰宅できないように、symphony の担当者さんも一円でも会計が合わなければ事務所に帰れないのよーってスタッフにも伝えているんですよ」といたずらっぽくユーモアを挟んでくださった。

〇大切にされている価値観(および弊社との重なり)

「わたしもひとりの親として言えることを。わが子を小学校に通わせていた時のこと、学校が提供してくださった学業以外の情操教育(文化イベント)、そして先生との出会い。心に残っていますね。保護者として学校にお邪魔していた際、学校の様子が自然と目に入ってきて、担当になっていただけたらうれしいなという先生がいらしたのです。わたしが感じていたことをわが子も感じていたようで、有難いことに5年、6年と担任になっていただけたのです。うれしくってこどもと抱き合っちゃいました」と微笑む。「忘れられない先生になりたいですよね。保育園という事業、そして保育士という職業も高みを目指せる。そう思っています。願わくは、ご両親には元気になって、ご自宅に帰りお休みいただきたい。そして元気に翌朝お子さまとともにお出迎えする。そのためには、どのような言葉をお伝えすればよいのか。想い出に残る園であるにはどうしたよいのか。ここを目指していきたいですね。私たちはこの街の一員でもあるので、よりよい輪を広げたい」と前を向いて語ってくださる。「いま世の中は外を歩いていての事故など残念なニュースも多い。ご両親の中には心配をされる方も多いのですが、私たちとしては、お外で遊ぶことは楽しいと子どもたちに感じてもらいたい。感性を育むお手伝いになればありがたいですし、そのために安心と安全への配慮を大切にしています」と手先を見つめる。

「保育士は、0才、1才、2才を担当させていただくことを4周繰り返してベテランになると言われます。平穏な日々の中で、スタッフ自身が学びも進めていくこと。難しい課題です。当園では毎月8ページのお便り – ニュースレター(カラー版) -を保護者に手渡しでお届けしています。園児の写真も載せるので、ご両親の想い出になりますよ。そのほか、各学年のスタッフにコラムを受け持ってもらっています。それぞれの日々を振り返ることになり、それぞれの言葉が生み出されます。このようにして長い目で場を築いていければと思います」。「私自身もコラムを担当しているので、言葉選び、必死です。エェ」と笑う。「おかげさまで、お便りはお渡しすると同時に、園のそとでご覧になる保護者の方も多いです。とてもありがたいですね」と飯塚園長。

symphony の新井先生(税理士)からも、機会あるたび、先生の声をいただいています。2つあります。ひとつは、わたしが母の事業を含め8つの事業所の経理を担当していたときのご助言。日々経理で多忙とは思いますが、会社としての組織づくりに目を向けていかれてはというひとことでした。そしてもうひとつ。仕組化の濃淡について。3.11大震災後に、テーマパークのスタッフが緊急時には対応の自由度をスタッフに委任しているという話題が当時ありまして、その話を先生としていたのです。組織づくりや仕組化をすることは大切ながらも、自由度の濃淡にも気を配ることが経営者の役割とのアドバイスをいただきました。当園の第一は安心と安全ですので」。「父が亡くなり、そのあとを引き継ぐたちで私が園に携わるようになって、母と私の経営でした。新井先生からは客観的にアドバイスをいただき有難いなと思います」と飯塚園長。

「決算時には symphony の事務所(東京都文京区)でお話をさせていただきます。新井先生とのお話は多岐にわたり、なんだか不思議なテンションになって戻ってくるんですよね」と笑う。「新井先生や他業界の方々とお話をして時間をおくと、また違った景色が見えてきます。わたしは母とは違いますし、答えはないのが経営だと思います。また、当園のスタッフもわたしに期待をし、いっしょに日々を、日常を過ごしてくれています。有難いことです。期待に応えて、経営者として、園長として悩みながらも歩んでいきます」と語ってくださった。